新車を購入するメリット・デメリットについて詳しく解説!
車を購入する際に多くの人が悩むのが、新車を買うべきか、中古車を買うべきかではないでしょうか。新車と中古車、それぞれにメリット・デメリットがあるので、購入前に違いをしっかり理解しておくことが大切です。今回は新車を購入するメリット・デメリットについて、購入する際のポイントと一緒に解説します。
新車を購入するメリット
中古車ではなく、新車を購入することで得られるメリットは主に次の6つです。
■手厚い保証を受けられる
新車を購入すると手厚い保証を受けられるのは、大きなメリットといえるでしょう。一般的には購入から3年~5年以内、走行距離6万㎞までは保証対象です。保証範囲内であれば、故障や不具合にも対応してもらえるので、安心して運転を続けられます。故障した際の修理費は決して安くはないため、とくに頻繁に車に乗る人にとっては助かるメリットです。
■車体のカラーやグレード、オプションなどを自由に決められる
中古車を購入する場合は、すでに販売されているものの中からしか選べません。希望するカラーやグレードなどがあっても、選べる車は限られてしまいます。一方で新車購入では、自分の好きな車体カラーやグレード、また付けるオプションなども自由に決められます。中古車でも購入後にオプションを付けられますが、費用が新車購入よりも高くなるケースも少なくありません。
■新車特約を受けられる
3つ目のメリットは新車特約を受けられることです。新車特約とは、新車購入に限定された自動車保険のこと。車の全損や破損など、修理費が車両購入価格の50%を超える場合に、保険金が支給されます。
一般的な自動車保険でも全損や破損などで保険金を受け取れますが、市場価格を参考にして金額が決まるため、一般的に購入から期間が経てば経つほど、保険金の金額は下がってしまいます。しかし新車特約の場合は市場価格が下がっていても、差額分を保証してくれるので安心です。
■エコカー減税の対象となる
エコカー減税とは、環境に優しい性能を持つ車に対する減税制度のこと。適用されると自動車重量税や自動車税、軽自動車税を大きく抑えられるようになります。中古車でも適用される場合がありますが、適用要件が新車よりも厳しくなっています。
■安全性に優れている
新車は中古車よりも最新機能がいろいろ付いていることが多く、総じて安全性に優れている傾向にあります。新車の購入後、原因がわからない故障が起こる可能性は低いでしょう。
■高い満足感を得られる
最後のメリットは高い満足度を得られることです。新車に初めて乗るのは自分自身。自分で選び、自分がお金を出して購入することから、中古車よりも自然と満足感が高まります。また内装や外装、設備などにもこだわれるため、世界で一つだけのマイカーとなります。
新車を購入するデメリット
新車購入にメリットがあるということは、当然のことながらデメリットもあるということ。続いてはデメリットについて見ていきましょう。
■中古車よりも価格が高い
当然といえば当然ですが、中古車と比べると価格が高く設定されています。基本的に車は販売から年数が経てば経つほど価格は下がっていくため、新車の段階ではもっとも高くなっていることでしょう。
■購入から納車まで時間がかかる
中古車の場合は納車まで最短2週間ほどと短いものの、新車の場合は1カ月~2カ月ほど待たなければいけないケースもあるでしょう。さらに人気の車種の場合は、1年ほど待つ場合もあるほどです。
新車を購入する際に意識するべきポイント
最後に新車を購入する際に意識するべきポイントを、全部で3つ紹介します。
■ポイント①決算期に購入する
会社の決算期が近づくと、多くの店舗では売り上げ目標を達成するためにより販売に力を入れるようになります。毎年2月と3月ごろに決算セールを開催しているところもあり、新車であっても普段と比べてお得に購入できる可能性が高まります。また価格交渉にも応じてもらえるかもしれません。
■ポイント②会社のボーナス期に購入する
2つ目は会社のボーナス期に購入することです。決算期と同じようにボーナス期にも、セールを開催している店舗があるためです。夏と冬のボーナス時期を狙ってみるとよいでしょう。
■ポイント③モデルチェンジ直前に購入する
最後は車のモデルチェンジ直前に購入することです。車種によってはモデルチェンジを定期的に行っているものがあり、古いものはモデルチェンジ前に安くなることが少なくありません。小まめにモデルチェンジに関する情報を収集しておき、直前に購入するとよいでしょう。
新車の購入には手厚い保証を受けられる、車体のカラーやグレード・オプションなどを自由に決められる、新車特約を受けられるといったメリットがあります。中古車よりも車体価格は高くなるものの、人によっては価格以上のメリットが生まれることでしょう。決算期やボーナス期、モデルチェンジ直前などを狙うと、普段よりも安く購入できるかもしれません。