ついつい後回しにしがち!中古車購入後のメンテナンスの重要性について解説

公開日:2022/03/01  最終更新日:2022/03/30

中古車は新車とは違い、購入時に必要最低限のメンテナンスはしてあるものの、走行距離や年式によって購入後のメンテナンスも必ず必要になってきます。では、どのようなメンテナンスがどのタイミングで必要なのでしょうか。今回は中古車購入後のメンテナンスについてみていきましょう。

中古車購入後のメンテナンスの重要性

中古車の購入時、整備済の車とそうでない車があります。購入後の中古車の不調やトラブルを避けるためにも、中古車購入時はできるだけ整備後の車を購入するか、購入後に整備を依頼して、メンテナンスが終えた状態で乗り始めましょう。そうすることで、安心して乗れるのはもちろん、車の寿命を延ばすことにもつながります。

また、日常的にメンテナンスや点検を行うことで、修理が発生した際の費用を最小限に抑えることが可能です。車の点検といえば車検ですが、車検は法律上必要なので必ず行いますが、日常的な点検も大事なことなので積極的に行うようにしましょう。

中古車購入後のメンテナンスの依頼先の種類

新車の購入では、点検・整備などがセットになっている場合や、購入したディーラーで行うことが多いですが、中古車の場合は少し違います。中古車販売店によって違いはありますが、中古車販売しかしていない店舗もあります。

中古販売のみの店舗で中古車を購入した場合、自分で整備工場を見つける必要があるようです。中古車購入後のメンテナンスの依頼先は依頼内容によって変えるか、または幅広く対応が可能な整備工場にお願いしましょう。

ディーラー併設の整備工場

正規ディーラー店で中古車を購入した場合、ディーラー併設の整備工場でメンテナンスの依頼ができます。正規ディーラー店であれば、購入した車種を詳しく知っているため安心して任せることができます

正規ディーラー店なので、部品の価格や工賃など少し高くなる傾向にありますが、不安なことがあればすぐ答えてくれる環境にあるため不安材料は軽減されるでしょう。また、専門的でないと分からない部分もしっかりと把握しているため、修理の必要性がある箇所を的確に教えてもらえるメリットがあります。

カー用品販売店に併設された整備工場

カー用品販売店にも整備工場が併設されている店舗があります。カー用品販売店で整備の依頼をする場合、比較的安く依頼をすることが可能です。また、カー用品店で販売されている商品を使う事ができるので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

カー用品販売店併設の整備工場は修理や整備内容によっては店舗内で待つ場合もあり、依頼が集中している店舗の場合、長時間待つ場合もあります。季節によっても混み具合が変わるので、空いている時期や時間を狙って行くとよいでしょう。

民間の整備工場

中古車を購入後、民間の整備工場へ依頼をするのもおすすめです。民間の場合、整備工場によって得意分野があるため、得意分野に合った整備工場を選ぶとよいでしょう。

また、民間整備工場の場合、車検に対応していない整備工場もあるため、車検を希望している場合、あらかじめ車検ができるかどうか確認しておくとよいでしょう。また、年式の古い車や、改造してある車は正規ディーラー店では受付していないことがあるので、その場合も民間の整備工場に依頼するのがよいでしょう。

車検専門店

車検の専門店では低価格で車検を受けることができます。車種によって価格は変わりますが、車検に特化しているため低価格を実現しています。

整備が可能なガソリンスタンド

整備が可能なガソリンスタンドに依頼をする方法もあるようです。普段使っているガソリンスタンドが整備可能のガソリンスタンドであれば、オイル交換、タイヤ交換などさまざまな整備が可能です。ガソリンスタンドによって整備内容や車検の有無が異なるので一度確認してみるとよいでしょう。

自力でできるメンテナンスはある?

メンテナンスは、整備工場だけではなく、自力でできるメンテナンスもあります。最終的には整備工場に依頼することになる場合もありますが、自力でメンテナンスを行うことで重大な故障につながることを防ぐこともできます。

オイルフィルターの交換時期の把握

オイルフィルターはエンジンオイルの性能の維持とエンジンの故障を防ぐために、適切な交換が必要です。オイルフィルターの交換は2回のエンジンオイル交換につき1回行いましょう。または、走行距離5,000km毎、もしくは6か月ごとに行いましょう。

エンジンオイルの量と色

エンジンオイルの量と色の確認はオイルレベルゲージで確認ができます。オイルレベルゲージはボンネットを開けると、オレンジ色や黄色、白色のリング状のものがついているものになります。確認したエンジンオイルが透明でサラサラしていたら問題ありませんが、ザラザラしていたり、こげ茶色や黒っぽい色をしていたりしたら交換が必要でしょう。エンジンオイルはプロに任せるのもよく、自分で行うこともできます。

タイヤの溝の深さ

タイヤの溝の深さは目視で確認できるので、日常的に確認するとよいでしょう。タイヤの溝が浅くなると、スリップしやすいだけではなく、車検も通らなくなるので注意しましょう。

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧はガソリンスタンドや洗車場、空気圧計測器など、さまざまな場所で確認できます。タイヤの空気圧が低いと、燃費が悪くなります。その他に、パンクがしやすくなる、ハンドリングが不安定になる、タイヤの寿命が短くなるなどが起こるようです。

ワイパーゴムの交換

ワイパーのゴムが劣化や切れてしまった場合には自分でメンテナンスできます。ワイパーのゴムは市販されているので、自分の車種に合ったゴムを選び交換しましょう。

ウインドウォッシャー液の補充

ウインドウォッシャー液も自分で補充することが可能です。ボンネットを開け、ウインドを表すマーク(扇形に噴水のようなマーク)が描かれているところがウインドウォッシャー液の補充口になります。間違えないように補充しましょう。

 

中古車購入後は新車とは違い、メンテナンスが必要不可欠になります。メンテナンスは信頼のおける整備工場で行い、大きな故障にならないためにも、日常点検を行いましょう。日常点検が難しい場合は、整備工場やガソリンスタンドなどで適宜相談をしましょう。

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