車の維持費にはどんなものがある?節約するコツについても解説!

公開日:2022/04/01  最終更新日:2022/05/13

車の維持費

車の維持には多額のお金がかかります。買ってから「こんなはずではなかった」とならないために、事前に自分が購入予定の車については維持費も考慮したコストを頭に入れておく必要があります。ここでは、車の維持費にはどういったものがあるのか、維持費を節約するコツや維持費が高くなってしまいがちな車の種類について解説していきます。

車の維持費にはどんなものがある?

車は維持費がどうしてもかかります。「購入したものの、維持費が高くて手放そうかと考えている」といった方は意外に多いものです。そうならないために、事前に金額を計算しておきましょう。

維持費は実にさまざまなものがかかります。「自動車税環境性能割」「自動車重量税」「自賠責保険料」「車検料」などがこれにあたります。自動車税環境性能割は、燃費のよい車ほどかからない仕組みになっています。これは、「地球温暖化対策を国として推進していく必要がある。燃費の悪い車はどんどん更新してもらいたい」「世界的に電気自動車やハイブリット車の販売競争が激化している。

そのような中で日本が遅れをとるわけにはいかない」といった国策を反映したものです。同時に、電気自動車、天然ガス自動車(平成30年排出ガス基準適合又は平成21年排出ガス基準NOx10%以上低減)、プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル乗用車(平成30年排出ガス基準適合又は平成21年排出ガス基準適合車)は上記の政策的な事情もあり非課税になっています。

自動車重量税は、大雑把にいうと「重量のかさむトラックや重い車は道路を傷つけるので、税金で返してください」というものです。それゆえ、車体の重量が重くなればなるほど税金が高くなる仕組みになっています。自賠責保険は、強制保険ともいわれ、車を運転する方は必ず加入しなければなりません。

料金は保障を考えれば低廉ですが、固定費として考えておく必要があるでしょう。これも大きな車になればなるほど金額が大きくになります。車検料はご存知の通り、2年に一度自動車が安全に走行できるか検査するために行われるものです。車検料は実施する業者によってまちまちですが基本料を基準に比較するようにしましょう。その他、自宅の敷地に駐車しないのであれば駐車場代、燃料代、任意保険料などがかかります。

車の維持費を節約するコツ

維持費を下げるのは比較的簡単です。一番簡単に下げる方法は、車体が軽く、性能のよい車に乗ることです。車体重量が軽く、燃費性能がよい車は税金が安くなります。年間で考えればかなりの差になります。

また、電気自動車などは自動車税環境性能割が掛からないので、このような車種を選択することも選択肢の一つです。強制保険である自賠責保険は入らなければなりませんが、任意保険は字の如く加入は自由です。

そうはいっても、万が一の時、自賠責保険では対人で3000万円までしか保障されません。最近では重大な事故に対して重い賠償金を課す判決が多く出ています。今後は億単位というのも一般的になるかもしれません。このような事情からも任意保険の対人無制限保障は付与しておくことをおすすめします。

任意保険は、選択型という商品も多く発売されてきました。対人のみ、対人に対物を付与、レッカーサービス、駆けつけサービス、弁護士特約などがサービスとして提供されていますが、これを自分に必要なものだけ選択することで料金を大きく減らせます。「レッカーサービスは別に契約しているからいらない」「示談、裁判対応は自分でやるからいらない」「自損事故については、初めから傷だらけの車に乗っているので保障は気にしない」といった方は大幅に保険料を減額できる可能性があります。

また、最近がガソリンをはじめとする化石燃料が値上がりし、家計に大きな影響を与えています。ガソリンなどは車を動かすのに必要なので節約することが難しいですが、これを回避する方法はあります。

一つは電気自動車に乗り換えることです。電気自動車は、電気を動力としているので、当然ガソリンや軽油などが必要ありません。深夜電力を活用すれば、ガソリンの20分の1といわれるコストメリットを発揮します。また、走行距離や設備の面で難しい方にはハイブリット、プラグインハイブリット車がおすすめです。ガソリンの使用量を大幅に抑えることができ、税金も格安だからです。

維持費が高くなってしまいがちな車の種類

維持費が高くなってしまう車はなんといっても「重い、燃費の悪い車」でしょう。「旧車だが、俺の相棒。これだけは譲れない」「四輪駆動で車高が高く、燃費効率は考えない。オフロードもガシガシ走りたい」といった車はどうしても税金関係が割高になります。

また、古い車は整備費用や交換部品の費用でもデメリットとなるでしょう。廃盤の車、ヴィンテージ物の車、改造部品をたくさん積んだ車などは、メンテナンスにも時間とお金を要します。これらの車は、部品が見つからなかったり、見つかっても非常に高かったりといったことが考えられます。また、作業ができる店が限られたり、特別な経験や技術を要したりすることもしばしばです。

 

車の維持費にはどういった種類があるのか、車の維持費を節約するコツ、維持費が高くなってしまいがちな車の種類について解説してきました。考え方、工夫次第で大幅に維持費を減らすことができます。こちらで紹介した内容も参考に、自身のライフスタイルを考慮したり、長期的な視点に立って考えたりして車を選んでみてください。

 

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