悪質な中古車販売店がよく使う手口とは?事前に知ってトラブル回避!
中古車販売店は全国に多数あります。多くの人が問題なく、安心して中古車の購入ができていますが、実はその中に悪質な中古車販売店もあるのです。もしかしたら自分が被害に遭ってしまうかもしれません。被害に遭う前に悪質な中古車販売店を見極める方法を知っておきましょう。今回は悪質中古車販売店についてみていきましょう。
悪質な中古車販売店がよく使う手口
悪質な中古車販売店があると聞いても、いまひとつピンとこないかと思います。では、悪質な中古車販売店はどのようなことを、どのような手口で行うのでしょうか?実際にあった内容を元に考えていきましょう。
修復歴の隠蔽
中古車を販売するとき、販売店は修復歴の開示を行う義務があります。悪質な中古車販売店の場合、その義務を怠り、開示せずに販売した例があるようです。
車の調子がよくないと思い、確認してもらった際に、修復歴がある事が発覚し、分かったようですが、修復歴がある車は一般的に売値も下がるため、それを避けたかったとみられます。
また、修復歴のある車は仕入れも安価なので、利益を多くする目的もあったのでしょう。修復歴のある車は、安価な分、不調を引き起こす場合もあるので、確認したい項目の一つでもあります。
メーターを改ざんする
メーターも購入時に重要視したい項目の一つですが、こちらも改ざんされていたことがあるようです。走行距離は価格を決めるうえでも重要視されており、日本であれば、10万キロを超すと一気に価格が下がります。
そのため、それを避けるためにメーターを改ざんしたと思われますが、メーターの改ざんをされてしまっては走行距離を確認する方法がなく、どれだけ走行したのか分からない車を購入させられてしまうことになります。
架空の車を販売
現物はない車が販売されていた例もあるようです。車の写真や、車検証などを入手し、客に実際現物があるかのように見せかけて代金を騙し取っていたようです。写真や車検証があれば、実際にある車だと思い込みがちなので、その心理を利用したようですね。代金を支払った後に納車されないとなり、代金も返金されず、車も手に入らないという散々な目にあってしまったようです。
キャンセル料の詐欺
キャンセル料の詐欺は、客にキャンセルにするように仕向け、キャンセル料や迷惑料を取る詐欺になります。車のトラブルなどを理由に納車が難しいことを伝え、こちらがキャンセルすると言い出すと迷惑料やキャンセル料として金銭をとる方法です。
こちらもとても悪質な詐欺になります。こういった詐欺は、こちらにも非があるように見せかけ、客が泣き寝入りをすることを見込んで行うようなので、騙されないように注意しましょう。
悪質な中古車販売店を見極める方法
悪質な中古車販売店の場合、早急な契約を求める場合があります。気に入った車が売れてしまうかもしれないと不安に思う気持ちを逆手にとられ、急いで契約してしまうと後々後悔することになりかねないので、契約は急がず、慎重に行いましょう。
また、現物の確認は必ず行い、隅々まで確認をしっかりと行いましょう。架空の車の販売を防ぐためには、必ず現物を確認することが重要になります。現物確認することで車の状態も確認できます。塗装の跡や、車体のズレ、シートの状態などから、事故歴や修復歴の改ざんを見破るヒントになる場合もあるからです。
また、オイル交換のシールの有無、タイミングベルト交換のシールの有無も確認しておくとよいでしょう。こちらもメーターの改ざんを見破るヒントになる場合があります。また、必要な場合は写真を撮るなどして備えておきましょう。
中古車を購入する際はココに注意!
中古車は購入後のクーリングオフが不可になります。たとえ相手が悪質な中古車販売店であってもクーリングオフは適応されません。納車前であればキャンセルすることもできますが、悪質な中古車販売店の場合、そういった点も理解しているので一筋縄ではいかないでしょう。
キャンセルの不可や、もしキャンセルが可能だとしてもキャンセル料の請求や迷惑料の請求など、あらゆる手段で金銭を取ろうとします。その点も注意しておきましょう。
また、インターネットが進歩した現在、あらゆる人の意見を聞けるため、中古車を購入しようとしている販売店の口コミを確認するなどして、悪質な可能性があるかどうか事前に見極める事も大切になります。
また、車の相場なども調べておくと役に立つ可能性があるので事前に確認しておきましょう。また、購入時の代金の詳細も必ずもらうようにしましょう。詳細を確認し、上乗せがないかも確認しましょう。
ほとんどの中古車販売店は健全な中古車販売店ですが、悪質な中古車販売店が存在するのも事実です。そのため、中古車を購入する場合は慎重に契約を進めましょう。
また、もし悪質な中古車販売店で購入し、トラブルになってしまった場合は、消費者生活センターに相談をするようにしましょう。悪質な中古車販売店はこちらが悪くないのにもかかわらず、罪悪感を持たせるように仕向けてくる場合もあるので、こちらに非がない場合はきぜんとした対応をしましょう。