車中泊に適している自動車の選び方のポイントについて解説!
車中泊の人気が高まっており、適した自動車の購入を検討している方も少なくありません。しかし、どのような車種が車中泊によいのか右も左も分からない方が多いのも事実です。この記事では、車中泊に適している自動車の選び方のポイントをご紹介します。車中泊する際に注意するべきポイントも解説するので、ぜひじっくり読んでみてください。
車中泊の魅力
車で寝泊まりするのが車中泊であり、新型コロナウイルスの蔓延でにわかに注目を集めています。新しい密を避けた遊びとして、多くの方が取り入れ始めているのです。そこでここでは、車中泊の魅力に迫ります。
場所や時間に縛られない
一般的な旅行となると、移動するにしても公共交通機関の時刻表が気になるでしょう。ホテルに宿泊する場合は、チェックインとチェックアウトの時間を気にしなければなりません。つまり、一般的な旅行では場所および時間にどうしても縛られてしまうのです。
その点、車中泊は場所や時間に縛られません。長時間の停車ができる場所であれば、どこでも宿泊地になります。また自分で運転して出かけるため、時間を気にする必要もありません。もちろん、マナーを守った旅をする必要がありますが、自由度が極めて高いのが車中泊なのです。
アウトドアがより気軽に楽しめる
アウトドアというと、敷居の高さを感じていた方も多いのではありませんか。キャンプ道具を用意しなければならない、食事を用意しなければならない、場所を確保しなければならないなど、いくつものしなければならないことがあります。
しかし、車中泊では、車自体が宿泊する場所となるので、これといったキャンプ道具などは必要ありません。食事についても車で移動することになるため、好きな食事処で済ませることも可能です。気の向くままに車で異動し、テントの設営が不要な点も大きな魅力の一つです。
経済的である
アウトドアおよび旅行に関しては、それなりのコストが発生します。旅行する際に発生するのが宿泊費であり、2日や3日など滞在が長くなればなるほど、コストがかさんでいきます。一人旅であったとしても期間によっては、数万円では済まず10万円を超えるようなことも珍しくありません。とくに週末や長期休暇を利用した旅行となると、割高になります。出費を考えて旅行をキャンセルした経験がある方もいるでしょう。
一方で、車中泊であれば車の中で宿泊するため、宿泊料金はかかりません。お風呂についても、スーパー銭湯や日帰り温泉で済ませられます。さらに、フルフラットタイプの車であれば、車内でも快適に眠れるため、長期の旅行も安心です。
車中泊に適している自動車の選び方のポイント
車中泊を楽しみたいと考えているなら、適切な車を選ぶ必要があります。どんな車でも快適に過ごせるわけではないので、ここで紹介するポイントを参考に車を選んでください。
【大前提】シートがフルフラットにできること
車の座席にそのまま寝るようなことになると、エコノミー症候群になる恐れもあります。質の高い睡眠を確保するためにも、シートがフルフラットになる車種を選びましょう。シートがフルフラットになれば、寝返りもスムーズにできるため、快適に眠れるようになります。ただ、フルフラットにしても多少の段差が出ることもあるため、車中泊用のマットを準備しておきましょう。
車種専用の車中泊グッズがある
車中泊に適した車種の多くに、専用設計されている車中泊グッズがあります。その車種に適したグッズであるため、それらを購入しておくと、より快適に車中泊が楽しめるはずです。ちなみに、前述した車中泊用のマットも車種専用のものが用意されていることもあるので、購入をおすすめします。
また、車取り付けやすいランタンがオプションとして用意されていることもあります。電池式や充電式であれば、エンジンを切った状態でも使えるのでおすすめです。
ワンボックス・ミニバン・ステーションワゴン・軽バンがおすすめ
車中泊に適したボディタイプがあります。ワンボックスは車内が広く、自由度が高いため、快適な車中泊が可能です。ミニバンはワンボックスほどではないものの車内が広く、快適な室内空間を提供してくれます。ステーションワゴンは若干高さがないものの、それでもゆったりとした室内空間であり、何より積載性が高いので長期の車中泊にも適しています。軽バンは荷室が広いのが特徴です。シートアレンジ次第ではありますが、車中泊向きのものも少なくありません。
車中泊をする際に注意するべきポイント
車中泊初心者ではなかなか気づきにくい注意ポイントとして、車中泊の場所があります。基本的には、長時間駐車できるスペースであれば車中泊できますが、なるべく日本RV協会公認の車中泊施設であるRVパーク、またはオートキャンプサイトを利用しましょう。それらは車中泊が許可されているので安心です。道の駅も車中泊の場所として人気ですが、場所によってはNGなので事前に確かめてください。
また車中泊の際は、エンジンを切りましょう。季節的にはエンジンを切るのが厳しいときもありますが、基本的にいずれの場所でもアイドリングは禁止です。発電機も騒音のもとになるので、使用しないでください。
まとめ
車中泊に適している自動車の選び方のポイントを紹介しました。シートがフルフラットにできる車種であれば、基本的に車中泊が可能です。ただ長期の車中泊となると、ワンボックスやミニバン当たりの大きな車種がおすすめです。車中泊する際に注意するべきポイントも解説したので、そちらも参考にしてください。